株式会社QDレーザは富士通の研究開発を担う富士通研究所からスピンオフしたベンチャー企業です。
半導体レーザー業界唯一のファブレス(工場を持たない)メーカーです。
ファブレス企業の代表は、アップルやキーエンスなどで、粗利率がよくアップルやキーエンスの株価は長期的に見れば右肩上がりです。
半導体レーザーは光通信、ディスプレイ、バイオセンサー、自動運転レーダーなど多彩な用途があって世界的にニーズが大きく、将来は巨大な市場が生まれる観測です。
5G高速通信の普及などで、爆発的に増えているネットワーク上のデータなどにより、2025年には2018年に比べて約5倍のデータ量するため消費電力の増加が問題となっています。
当社は光信号と電気信号を高速に橋渡しする「シリコンフォトニクス」の技術を保有しており、高温のシリコンチップ上でも動作できる量子ドットレーザーを世界で唯一量産できるので、100倍の処理速度・1/10倍の電力消費量・1/100倍の実装面積が実現できる量子ドットレーザを組み込むシリコンフォトニクスは、今後市場の大きな成長が期待されます。
シリコンフォトニクスは自動運転やドローン(小型無人飛行機)などでも重要な技術になることもあり、トヨタ自動車・デンソーと共同で半導体レーザ装置に関する特許を公開しています。
SBI証券の公式YoutubeでCEOが技術について、説明しています。
NTTやTDKと拡張現実(AR)機能を備えた眼鏡型の情報端末「スマートグラス」を共同開発。
これは超小型フルカラーレーザーモジュールをメガネフレームに内蔵し、フラットミラーでレーザー網膜投影するもので、視力にかかわらず拡張現実(AR)効果を実現。QDレーザの「見える」世界を拡張する領域の取り組みであり、今後は仮想現実(VR)やメタバース社会の普及に向けて開発につなげていくとしている。
また、半導体レーザーを使った特殊な視覚補助技術の網膜走査型レーザアイウェア『RETISSA』を開発しており、このデバイスはカメラで取り込んだ映像をメガネ部分から眼底の網膜に照射するので近視や遠視、乱視などであっても、鮮明な画像を映し出すことが可能です。
市場規模が9000億円以上あるとみられる日米欧にとどまらず、将来は中国を含む眼科医療非先進国市場への展開も想定しており、社会的意義が大きく、潜在ユーザーも多いため成長性が期待されています。
先行投資負担により赤字ですが、レーザアイウェア事業も黒字化予定で、1~2年後には通期決算の黒字化も目指す予定です。
テレ東がYoutubeでレーザアイウェア『RETISSA』を紹介しています。
ソニーと協業契約して、カメラが捉えた画像を網膜に直接投影する仕組みを搭載し、視力が弱い人でもくっきりとした画像で認識できるカメラを販売。
「テンバガー」候補と目されるなど、成長期待が大きいので、投資をご検討してください。
※あくまで投資は自己責任ですので、ご了承をお願いいたします。
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